富士山写真から絵画へ

千葉県夷隅郡大多喜町出身の画家、君塚彦四郎さんとのご縁で撮影した富士山の写真が、絵画作品になりました。

もともと観光バスの運転手だった君塚彦四郎さんは、観光地で印象的な風景に出会うと休日に出かけて行ってはスケッチをし、独学で絵を描き始めたそうです。

後に、大原町在住の画家、稲邑嘉敏さんの指導を受けプロ級に上達、昭和 52 年に描いた「民家」が、二科展千葉支部展において初出展にもかかわらず、グランプリの千葉二科賞を受賞されています。

君塚彦四郎さんの作品は、重厚な茅葺屋根の民家や懐かしい田園風景、海や山でひたむきに働く人々の姿、生き生きと働く海女や茅葺きの家々、漁港、田園などなど、日本各地の風景を素朴なタッチで描かれています。

出典：千葉　今津／画家　君塚

山中湖から望む富士山。絶好の撮影ポイントが点在している山中湖周辺は、大きな魅力です。

出典：千葉　今津／画家　君塚

「紅富士」と呼ばれ、雪化粧をした富士山が赤く照らされているモデル写真と絵画。

葛飾北斎も描いた「赤富士」は、雪がない富士山が日光に照らされ、山肌が赤く染まる富士山です。

赤富士が見られるのは、山頂の雪が溶ける7月頃から初冠雪を観測する10月頃までです。条件は、晴天の早朝で空気が澄んでいることが揃わないと見られないため、観測できるのは1年に数回のみということもあります。

撮影できるポイントは、富士山の東側にある「山中湖」などです。

出典：千葉　今津／画家　君塚

山梨県都留郡忍野村にある忍野八海は、小さな水源が8個あり富士山も見えることから景勝地として有名で、日本昔話に出てきそうな懐かしい風景が広がるエリアがあります。

景観などの理由で国から天然記念物に指定され、全国名水百選に選ばれている良質な水の池があります。

富士登拝の巡礼地にもなっていて、藁ぶき屋根の建物が並ぶ風景と富士山の絶景が楽しめる人気の癒しスポットです。

出典：千葉　今津／画家　君塚

箱根から乙女峠へ、月光に照らされた芦ノ湖と富士山。

STAFF・PICK

富士五湖は、山梨県側の富士山麓に位置する5つの湖の総称で、 本栖湖もとすこ 、精進湖しょうじこ 、西湖さいこ 、河口湖かわぐちこ、山中湖やまなかこの5つの湖を指します。

いずれも富士山の噴火による堰止湖せきとめこで、富士箱根伊豆国立公園に指定されています。

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