この伝統の始まりは『聖樹』とも呼ばれ、『知識(知恵)の樹』の象徴とされるクリスマスツリーに神の恵みを表す、りんご(キリスト教の誘惑のシンボル)とろうそくが飾られていました。
それがいつの間にか、簡略化されたりカラフルになったり、今のようなカタチになっています。
クリスマスツリーの頂上(頂点)についている大きな星飾りの名前は「ベツレヘムの星」と呼ばれています。英語ではシンプルにトップスターで、ズバリツリーの「てっぺんについた星」です。
東の国にいた賢者達を、キリストの生まれたベツレヘム(ユダヤの村の名前)まで導いた、伝説の大きな星を表しています。
あのカラフルな玉(ボール)の正式名称は、「クーゲル(Kugel)」と呼ばれドイツ語で「球(たま)」のことを表すそうです。
あの玉は何を表しているのかというと、実は「アダム」と「イヴ」が食べてしまった知恵の実「りんご」です。
クリスマスツリーにモミの木(もみの木)が使用されるようになった始まりには、冬でも葉を落とさない「常緑樹で永遠の生命の象徴」という説や、「小人が宿る」説などの諸説があります。
クリスマスツリーに飾りつけをする風習も、モミの木(もみの木)に小人が宿ると伝えられていたドイツから始まりました。
常緑樹で冬でも葉を落とさない、「永遠の生命」の象徴であるモミの木(もみの木)に、りんご(クーゲル)を付けて代用したのが、定着したそうです。
ガーランド(Garland)は英語で、もとは名誉のしるしとして贈られた花輪・花冠の意味です。現在では一般的に「花や植物、果実を使ったひも状の装飾品」を意味しています。
花や植物に限らず旗や飾りのついたひも状の装飾品全般のことをインテリア用語として使用しています。花冠やガーランドはとても歴史が古く、紀元前600の年前ギリシャ時代に遡り花冠や花綱(ガーランド)を、身にまとって神事などを行っていたのが始まりだそうです。



